リフォーム2025



数年前からリフォームの案件が増えているとお伝えしてきました。現在も同じような状況です。大規模なリフォーム工事が先月完成しました。その紹介をします。
築80年ほどで、80坪くらいの大きな、その頃の典型的な住まい。和室が田の字の4部屋、そしておそらく当初は玄関入っての土間が今よりも広く、そこにかまどなどがあったのでしょうが、40年ほど前に改築されて、土間を床にして部屋数を増やし、さらに台所、食堂、お風呂、トイレなどを増築して、今に至る、、という感じ。通し柱は5寸ほどあり、梁も1尺(30センチ)をはるかに超える大きさ(今現在、その大きさの梁を求めても、調達は不可能に近いでしょう)で、その間に梁が掛り、そのまま現しで、2階の床がそのまま見える感じ。その雰囲気は今では実現しにくいので、できればそのまま活かしたいとの話もあり。水周りの増築からも相当の年月が経過し、水周りを一新したいのと、これも昔の家あるあるですが、冬の寒さがつらいので、改善したい!というご要望でした。ただし、前述のとおり、これもあるあるですが、とても大きな家なので、、すべてに手をいれるのは予算上も難しいことを、少しずつご理解をいただき改善する範囲を限定することで、予算を抑えていくという方針に。具体的には、田の字の4部屋のうち床の間・仏間のある部屋とその隣接する和室は使用頻度が低いとして、現況のままとし、サッシの断熱化も窓の数が多い!ので、すべてを改善するのはあきらめて、その代わり縁側との仕切りの障子、ふすまを断熱窓に入れ替えて、断熱化する部屋も限定的にしました。家の中心にある残りの2つの和室のスペースをLDKとして、増築した水周りはこれも移動し全体の面積を減らしました。2階は今まで同様の個室としての使い方ですが、こちらはサッシも高断熱化し壁・天井にも断熱材を設置し、今までよりははるかに断熱性能を強化。補助金を活用して2階のほとんどのサッシが断熱サッシです。



もちろん、これだけでも50坪近くをリフォームすることになったのでそれなりの価格になりましたが、1階のLDKは太い柱や梁を表しながら、床をフローリングにして、和モダンな雰囲気に。パントリーなども充実させました。水周りはすべて一新、洗面脱衣もランドリールームの考えを取り入れ広く、収納もたっぷりとしました。建替えで同じ程度の大きさにしたら、倍以上の費用になったでしょう。理想を言えばキリがありません、優先順位を検討することも必要という一例です。この4月からリフォーム工事の場合でも、申請が必要になる範囲が増えるなど、ちょっと検討する事項が増えたので、全く同じことがどのケースでもできるとは言えなくなりましたが、それもケースバイケース。どんな場合でも様々な条件が違うものなので、まずはご相談していただければと思います。


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